2013年6月11日火曜日

【考察】サービスの研究1

SI業界は主にサービス業と呼ばれている。
「ん? まてまて、サービス業? なんでSIはサービスって言うのか?」というのが発端。
サービスについて研究してみんとす。

本屋を探して・・・

サービスについて研究した本が少ないことに気付いた。
サービス業の個別の業種を記載したものはあったのだが、メタファーとしてのサービスがよくわからん。概念としてのサービスとはいったい、何なのか。
そんな中で見つけたのが、以下の1冊。当分はこれを参考に考えてみようと思う。
※今後、参考文献1と呼ぶ
散文的になってしまうが、いつかは本気出す。Wikiでも書いて。
たぶん。

サービスの特徴

まずはサービスの定義について考えてみる。
参考文献1の一部を抜粋すると、「サービスの特徴」としては、以下のとおり。
・サービスにはカタチがない → 見えない
・サービスは、生産と消費が同時 → 在庫できない
・サービスは個別化 → お客様合わせ
・サービスはお客様と役割分担 → 共同作業
(ex:医者と患者)
ふむ。ここで疑問になるのが、サービスの自動化、である。
自分の中でサービスとは人手で行うイメージがあるので、今回はこの点について整理する。


サービスは人から人に提供するもの?

サービスは人から人によいものを提供するイメージがあるかもしれないが、そうでもない。
一例として、自動販売機を例にとる。
自動販売機も顧客に対してサービスを行っているのだ。

■自動販売機の提供するサービス
・手持ち商品の提示
・金額の受け取り、提示
・商品と金額の交換
・商品の提供
・商品あたりくじなどのオプション機能を提供(あたればもう一本)
自動販売機の存在に違和感を覚える人はあまりいないであろう。
一例ですべてを語るわけにはいかないが、ざっくりとした感覚としてはサービスは分解し、自動化することが可能であるということがわかる。また、提供者は人である必要がないということもわかった。

ということは

ということはですよ、奥さん。
かつて、トンネルの穴を掘るのは人の作業であった。しかし、今は機械化されてしまった。
サービスの世界でも「自動化の波と(それに抗う形で生まれる)自動化できない上位のサービス」という構図に飲まれるということだ。
ただし、注意すべきなのは自動化と、自動化できない上位のサービスは必ずしも対立構図ではないということだ。

むしろ、自動化できるサービスに未来がないということに注意が必要だと思う。
今までやってきたものは「自動化できるサービスなのか」について確認したほうが、将来のリストラ対策になるのかと思うので、点検してみてはと思う。

ではまた。